オラクルマスターのゴールドは、何年か実務経験を積んでから受験した方がいいと言われているよ。けど資格を取るだけなら書籍とかの勉強だけでもできたなー
この記事で分かること
- オラクルマスターの資格を取りたいだけなら実務での経験は必要ない
- シルバーDBAとは出題範囲が異なるので受験に間が空いていても大丈夫
そもそもの話
オラクルマスターゴールドDBAとは?
詳しくはオラクルマスターポータルに書いてある。
オラクルのゴールドと呼ばれる試験は「ORACLE MASTER Gold DBA 2019」のこと。下位の試験として、シルバーとブロンズ試験がある。
ゴールドDBAを受験するにはシルバーDBAに合格していなくてはいけない。
オラクルマスターシルバーについては記事にしてある。ちなみに、シルバーを受けるためにブロンズに合格する必要はない。
ゴールドDBAではバックアップ・リカバリやマルチテナント環境などについて多く聞かれた印象がある。シルバーの知識は当然必要だが、ゴールドでの問題に直結するということはなかった。
受験当時の私のスペック
- 未経験からIT系の会社に就職し、約1年間PostgreSQLにかかわる業務をしていた
- オラクルマスターブロンズとシルバー資格は持っているが、半年以上前に受験したため内容はあまり覚えていない
- oracleは、環境構築をしてテーブルの作成するなど超基本的なことを勉強して以来さわっていない
合格するためにしたこと
参考書を読む
まずは参考書を読む。
翔泳社の「オラクルマスター教科書 Gold DBA Oracle Database AdministrationⅡ」
(画像クリックで商品ページへ移動)
1回目に読んだときは理解できない章がほとんどだった。それでも何とか最後まで読み切った!2回目、3回目・・・と段々理解できるようになってきた。
すごくぶ厚い本なので最後まで読むと最初の内容を忘れてしまい、何度も読み返すことになった。大変だが、短期間で何度も読み切ることが重要だと思う。だらだら読んでいても順番に忘れていくだけだから。
練習問題に関しては、問題を覚えるのではなく内容を理解することがとても大事。本番では参考書の問題よりも難しい問題が出たので、解説文の内容もしっかり頭に入れなくてはいけない。
実務経験があるならば、こんなに読む必要は全くないと思う。やはり書籍上だけでの学習は、不可能ではないが難しいところがある。
無料公開の練習問題を解く
受験してみて感じたことは「参考書での学習だけでは絶対に合格できないであろう」ということ。
私が受験したときは、無料開放されている試験対策セミナーがあったのでそこで出題された問題について勉強した。
オラクル公式から出されている問題には1問でも多くふれておいた方がいい。
いつも春ごろに再受験無料や試験対策セミナーを大々的にやってくれているイメージ。
それ以外にも無料でできるキャンペーンは随時行われているのでチェックしてみてほしい。都合が合うなら、キャンペーンに合わせて勉強を始めるのがいいかもしれない。
思ったこと
オラクルマスターに合格するうえで、オラクルにさわるのは重要だとは思う。参考書などに書いてあることを想像しやすくなるから。でもゴールドの内容は、実務でオラクルをさわっていないと経験できないものが多い。
実務経験が少なくても資格を取ることで、いざ実際に業務で携わるときに役立つのではないかと思う。
ただ、この資格を使って転職などをするときは「オラクルができる人」と見られてしまうので、資格相当の実力がないと辛い。
まとめ
試験に合格するのにオラクルを実務でさわっている必要はない。もちろん経験があるに越したことはないけれど。
実務で経験がない分は、想像で補う。DB内部でどのような挙動をしているかイメージしながら学習しよう。
参考書の内容や問題ををまるっと暗記することで合格は可能だが、それでは覚えずらいし自分のためにならない。
またシルバーDBAとは内容が違ったものになるので、「しばらく前にシルバーDBAをとった」という場合でも問題はない。
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