本州と四国の境目、関門海峡を楽しもう!
観光するならいろんな公共機関で一周できる「関門海峡クローバーきっぷ」がいいと思うんだよね~
この記事で分かること
様々な交通機関を利用して、下関唐戸から関門海峡を一周するモデルコース
関門海峡って?
関門海峡(かんもんかいきょう)は、日本の本州(山口県下関市)と九州(福岡県北九州市)を隔てる海峡。名称は両岸の地名である、馬関(現在の下関市)の「関」と、門司(現在の北九州市門司区)の「門」を取ったものである。穴戸海峡(あなとかいきょう)、馬関海峡(ばかんかいきょう)、下関海峡(しものせきかいきょう)とも称された[1]。
2017年、山口県下関市と福岡県北九州市にまたがる42件が「『関門“ノスタルジック”海峡』〜時の停車場、近代化の記憶〜」として日本遺産に認定された。
Wikipediaより引用
最近は、門司港のレトロな街並みが人気らしい。
関門海峡周辺を観光するのに便利な周遊・交通チケットは、いろいろあるが(関門海峡Navi)
今回は関門海峡をまるっと一周する「関門海峡クローバーきっぷ」を使用したモデルコースを紹介する。
観光するときのおすすめ「関門海峡クローバーきっぷ」
何ができるきっぷなの?
クローバーきっぷには3つのチケットがついている。
・「関門汽船」 下関唐戸 ⇔ 門司港(九州鉄道記念館駅まで徒歩すぐ)
・「観光列車 潮風号」九州鉄道記念館駅 ⇔ 関門海峡めかり駅
(関門海峡めかり駅 ⇔ みもすそ川 は「関門人道トンネル」を無料で通れるため、チケットはなし)
・「サンデンバス」 みもすそ川(未裳裾川)⇔唐戸(下関唐戸まで徒歩すぐ)
これらのチケットを使用する順番は自由。
値段は大人800円、小児400円。
チケットは
で購入できるので
好きなところから購入して、そこを始点に一周できる。
どれぐらいお得?
・「関門汽船」 下関唐戸 ⇔ 門司港 400円
・「観光列車 潮風号」 九州鉄道記念館駅 ⇔ 関門海峡めかり駅 300円
・「サンデンバス」 みもすそ川(未裳裾川) ⇔ 唐戸 190円
計890円。「関門海峡クローバーきっぷ」は800円だから90円の割引になる。
・・・思ったより割引少なかったw でも券を購入する手間を考えるとお得だよね!
半日モデルルート
スタートは下関の唐戸から
お昼ご飯は、下関駅からバスで10分ほどの「唐戸市場」で。
バスは下関駅からたくさん出ているのでとっても便利だった。
日曜日のお昼なこともあり、中は地元のお客さんでいっぱいだった。
1階にはたくさんのお店があって、好きなお寿司や海鮮丼を買ってイートインコーナーで食べることができる。
ここで下関の新鮮な海の幸を、お土産で買うことも可能。
あまりにも人が多いので2階の回転寿司屋さん「海転からと市場寿司」で昼食をとることにした。かなり並ぶので11時の開店と同時に入った方がよさそう。
ふぐやまぐろのお寿司を食べることができて満足。
サンデンバス 唐戸→みもすそ川
唐戸市場から水族館へ海沿いに歩いて行くと、関門連絡船乗り場がある。
そこでクローバーきっぷを購入し、どちら周りにするか決める。
唐戸からだと、連絡船に乗って門司港へ行く or バスでみもすそ川へ行く かだ。
私は、バスでみもすそ川に行く方にした。
バスは唐戸からたくさん出ているし、きっぷを買った窓口の人が何番のバス停で待てばいいか教えてくれた。
バスに乗っている時間は10分もない。降りるとき、お金の代わりにチケットの半券を入れればよい。
みもすそ川バス停につくと、道路を挟んで反対側に有名な写真スポットである「壇ノ浦古戦場跡」がある。
源平の合戦場跡で、寿永4年(1185)源氏と平家の最後の戦いとなった壇ノ浦合戦の跡。
山口県観光サイトより引用
その隣には 長州砲(八十斤加農砲) がたくさん並んだ、これまた写真映えしそうなスポットが。
これらは公園にあるだけなので、見学するのにそんなに時間はかからないはず。
関門人道トンネル みもすそ川→関門海峡めかり駅
バス停の目の前にある施設にトンネルへのエレベーターがある。
関門トンネル人道
関門海峡を繋ぐ、全長780メートルの歩行者用海底トンネル。
北九州市観光情報サイト
海底に伸びるトンネルは上下に区切られ、上は車道、下は徒歩で通行できるようになっています。
人道入口にはエレベーターが設けられ、門司区側は地下約60メートル、下関市側は地下約55メートルまで降りてから通行。
徒歩での通行は無料。年季の入ったエレベーターで地下に降りる。
地下につくと部屋?のようになっていて、いくつか椅子が。
トンネルは観光客だけではなく、地元の人らしき方も。
散歩やランニングで使用しているみたい。寒くもないし雨も降らない、いいランニングスポットだろう。
ただひたすら15分ほど歩くと九州につける。
中央に向かって下り坂になっているのが面白かった。ちょうど中間地点が一番低いようだ。
門司港レトロ観光列車 潮風号 関門海峡めかり駅→出光美術館駅
門司港レトロ観光列車 潮風号 運航日:2022年4月2日~2023年3月26日の土・日・祝日 それ以降は要確認
トンネルを出て、10分ほど歩くと「関門海峡めかり駅」に着く。
列車の頻度は40分に1本なので、少し注意。
青いレトロな列車がかわいい。
関門海峡クローバーきっぷにハンコを押してもらって乗車する。
私が乗ったときは他に4組ほどしかお客さんしかいなかったので、好きな席に座れた。
天井の絵まで手が込んでいて特にトンネルに入ったときはすごくきれいだった。
またガイドさんが同乗してくれ、説明を聞きながら乗ることができる。
チケットでは九州鉄道記念館駅まで行くことができるが、
門司港レトロと呼ばれる観光地に行くなら出光美術館駅で降りた方が便利だと教えてもらった。
門司港レトロを観光
明治初期に開港して、130年。
【公式】門司港レトロインフォメーション門司港レトロについて -About- より引用
門司港には、明治から昭和初期にかけて建築された、趣のある建物が今でも残っています。現在は門司港レトロとして九州の人気観光地の一つとなっています。
ところどころに洋風の建物があるので雰囲気が独特の町。
出光美術館駅から歩いて、関門汽船の門司港まで向かうまでにいくつもの観光名所となるスポットによることができる。
旧大阪商船は大正六年(1917)に建てられた大阪商船門司支店を修復したものです。オレンジ色タイルと白い石の帯が調和したデザインの外観と八角形の塔屋が目印です。
門司港レトロインフォメーション旧大阪商船
1階にはギャラリーとおしゃれなカフェが入っている。
レンガの赤が映える通り。焼きカレー屋をやっているお店やカフェが多かった。
山口に住んでいる友人から「ぜひ焼きカレーを食べて」と言われたがお昼は唐戸市場でおいしいお寿司をたくさん食べてしまった・・ので諦めた。
1914年(大正3年)に門司駅(当時)として開業、1942年(昭和17年)に門司港駅と改称され、1988年(昭和63年)には鉄道駅舎として初めて国の重要文化財に指定されました。
門司港レトロインフォメーションJR門司港駅
門司港駅は改札口のところまでかわいかった。大正時代にタイムスリップしたようだ。
旧門司三井倶楽部は大正十年に三井物産の社交倶楽部として、門司区谷町に作られました。
門司港レトロインフォメーション旧門司三井倶楽部
残念ながら2023年3月まで工事のため、美しい外観をみることはできなかった。
その他にも
門司港駅のすぐ隣にあり、外観からも歴史を感じさせる「旧JR九州本社ビル」や、歩行者専用のはね橋「ブルーウィングもじ」などなど
徒歩ですぐのところに観光スポットが点在しているのでとっても楽しい!!
関門汽船 門司港→下関唐戸
門司港を楽しんだら、関門海峡クローバーきっぷ最後の使用となる関門汽船に乗る。
私が行った日はあいにくの雨だったので景色はどんよりとしていたが、海を挟んで本州と九州をみられる光景をよく覚えていようと思った。
大きな橋だけでなく船やトンネルまであって人が通れるようにしたんだから、昔の人はよっぽどここを通りたかったんだろうなーと考えながら船に乗った。
船はそれほど混んでおらず好きな席に座れた。
乗船時間は5分ほどだったが、360度どこをみても何かしらがあるので本当に一瞬だった。
まとめ
関門海峡はここでしか見られない景色が多すぎる。東北民の私からしたら、海があってそのまた向こうにすぐ大きな都市があるなんて訳が分からないww
そんな関門海峡をがっつり観光するなら、やはり「関門海峡クローバーきっぷ」。いろんな乗り物に乗って様々な角度から関門海峡を楽しめる。
私の場合は雨で早めに観光を切り上げた、ということもあるが3時間ほどで一周できたので半日もあれば十分に満喫できると思う。
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